【鉄道模型】国鉄 455（475）系急行型電車【Nゲージ】

2014年7月に再生産された、TOMIXの455(475)系です。 1978年以降の急行「立山」の編成を組んでいます。サロとサハシが1両ずつ抜かれた寂しい編成ですが、イラストマークを掲げた485系と走らせるにはこちらの方が正解です。 455(475)系は、直流急行型電車の153系をベースに開発されました。451(471)系のモーター出力をアップし、CS15形制御器により抑速ブレーキ制御が可能になったのが本形式です。製造当時は東日本と西日本で異なる周波数に対応できず、50Hz用と60Hz用で形式が分かれています。 周波数　　　　　　　50Hz用　　　　60Hz用 基本形式　　　　　　451系　　　　　　471系 モーター出力Up　　453系　　　　　　473系 抑速ﾌﾞﾚｰｷ付き　　　455系　　　　　　475系 両周波数対応　　　　　　　　457系 周波数が関係ない付随車は共通の形式ですが、抑速制御回路の有無で形式が分かれています。 抑速制御回路無し　451形 抑速制御回路有り　455形 北陸へは60Hz用の471・473・475系、そして両周波数対応の457系、合わせて4形式が配属されました。関西と北陸を結ぶ急行列車で活躍し、現在もローカル輸送で頑張っています。 製品そのままでは北陸の急行列車に使うことが出来ないので、モハの屋根を非冷房冷改車のものに、クモハの屋根を箱ベン撤去後のものに交換しました。 一応、北陸の475系の履歴を下にまとめておきます。模型化の参考になさってください。 1963年　471系デビュー 1965年　473系と475系デビュー 1968年　「立山」と「ゆのくに」からサハシを1両減車 1969年　「くずりゅう」運転開始 1970年　富山地方鉄道への乗り入れ開始。60Hz帯が消され始める。 1971年　非冷房車の冷房化開始。457系デビュー 1972年　快速列車へクハを捻出するために、急行編成のクハ1両ををサハへ置き換え 1975年　60Hz帯完全消滅。クモハの箱ベン撤去が始まる 1977年　急行のHMが小型のものに 1978年　急行編成からサロ1両とサハシが抜かれる 1979年　サロの等級帯が消され始める 1981年　56豪雪で破損が相次いだ為、前面幕とファンデリア閉塞が始まる 1982年　急行「立山」臨時化、「ゆのくに」廃止 1984年　471系を中心に近郊化改造開始 1985年　急行「くずりゅう」廃止、急行運用消滅。そして旧北陸色への塗り替えが始まる 1986年　471系から413系への改造開始 1987年　国鉄分割民営化 1988年　北陸色への塗り替えが始まる 1990年　急行色消滅 1991年　旧北陸色消滅