体に刺さった釣り針の抜き方 ストリング・ヤンク・テクニック

～釣り人なら知っておきたい事・体に刺さったフックの抜き方～ ストリング・ヤンク・テクニック 釣りはフックを扱う遊びである以上、体にフックが刺さってしまうコトは希にありますよね。バーブ（カエシ）まで深く刺さってしまった時は、中々簡単には抜けないものですし、やはり痛い。 よく言われるのは、バーブまで刺さってしまった時は反対側に針先を出すように貫通させてから、ニッパーなどでバーブをカットして抜く方法ですが、刺さってるだけでも痛いのに更に貫通させるのは簡単ではないですし、フックの刺さっている角度が肌に対して垂直に近くなると無理です。かと言ってペンチなどで無理やり引き抜くのはとても痛く、傷口が大きくなってしまうこともあります。 ここでご紹介する方法は、ストリング・ヤンク・テクニック、ストリング法、スナッチメソッドなどと呼ばれるフックの除去方法なのですが、利点としては、 ①フックを除去する時、痛くなく一瞬で終わる。 ②傷口を最小に抑えられる。 ③特別なものが必要ない。 ④ほとんどのフックに対応できる。 ⑤トリプルフックの2本が同時に刺さった時でも対応できる。 というコトが挙げられます。 衣服の上から刺さってしまった時は、服を切り裂いて患部を露出させてから対処しましょう。 後半、閲覧注意です。 以下、注意点です。 ①あくまで緊急時の対処法ということを前提に。 感染症、化膿などの問題もありますので、実行後は必ず医師の診察を受けてください。 ②刺さった場所によっては対応できない場合があります。 例えば耳など、固定できない場所に刺さった時はやらないほうがいいと思います。何より、特に目の周囲、関節や神経の集中している場所、血管の近くもやめておきましょう。 ③あまり大きなフックの場合はやらない方がいいかも。 中程度のサイズのフックまでが特に有効とのこと。どれぐらいの大きさなら大丈夫とは言えません。フックの大きさによる"やる""やらない"も自己判断、自己責任です。 ④フックの形状によってはやらない方がいいものがありそう。 アウトバーブのフック（カエシが外側にあるもの）や、ムツ針、ハゲ針などの針先に極端なネムリが入っている物も抜く時に傷口を広げるかも知れません。特殊な形状のフックは対象外と思っておいたほうがいいかも知れません。 ⑤あくまで自己責任で。 これはもう言葉の通りです。有効な方法であることは間違いないですが、何かあっても責任は持てません。ペンチやプライヤーで抜くよりは楽で傷口も小さく、痛みも殆どありませんが、上手くやる自信がなく、不安ならとにかく病院へ。 とはいえ、こんな事態にならないことが一番！気をつけて釣りを楽しみましょう。