ルイスとパウエル 走り幅跳び 伝説の名勝負 Part 3/3

東京の世界陸上での激闘の後、92年バルセロナ五輪では、ルイスがリベンジの金メダル、パウエルは93年世界陸上（シュツットガルト）で連覇と、交互に勝利を分け合います。 そして、二人の最後の対決となった96年アトランタ五輪。この時ルイスは既に35歳。年齢とともに衰えも目立ち、短距離では既に覇権を奪われ、走り幅跳びでもアメリカ代表にギリギリで残るような状態でしたが・・・ アトランタで見せたルイスの劇的な復活。何かが宿った、力を貸してくれたという形容がピッタリな大ジャンプを見せ、見事に五輪4連覇の偉業を成し遂げました。逆にパウエルは、メダルを逃すとともに最後のジャンプで大怪我を負ってしまいます。 五輪4連覇、最後の金メダルを母国のオリンピックで劇的な勝利で得たルイスと、五輪での金メダルこそ無かったものの、ルイスが遂に得られなった世界記録保持者の称号を東京の激闘で手に入れ、未だその記録を破られていないパウエル。最後こそ明暗が分かれましたが、形は違えど、二人の輝かしい選手生活は我々の記憶に残り続けると思います。