パラドックス定数 『元気で行こう絶望するな、では失敬。』

武蔵野三鷹ケーブルテレビ放映の「Arts News on TV」です。 今回は、6/25(金)～7/4(日)に公演中の舞台のご紹介です。 パラドックス定数 第22項 パラドックス定数＋三鷹市芸術文化センター presents 太宰治作品をモチーフにした演劇　第７回 『元気で行こう絶望するな、では失敬。』 【作・演出】野木萌葱 森に囲まれた木造校舎。 イヤになるほど何もない田舎の男子校。 たった一クラス。 たった二十名が世界のすべて。 あの頃は未来に対する希望などなくて、 かといって恐怖もなくて、 ただただ今に必死だった。 俺の親友なんか必死になりすぎて、 本当に死んじまったんだぜ。 「今の俺たち、そんなキレイなもんじゃねえよなあ？」 そう言ってあいつは森へ足を踏み入れた。 そしてそれきり戻らなかった。 どうしようもない若さと自意識に喘ぎながら、 大人へと流される男たち。 成長という名の坂道を、 無様に、 不恰好に、 俺は何処まで転がり落ちるんだ。 かったりいな。 めんどくせえな。 そう、太宰治は永遠の高校生。 【出演】植村宏司、十枝大介、西原誠吾、井内勇希、小野ゆたか 今里真、酒巻誉洋、加藤敦、山ノ井史 伊坂沢、石田けんいち、海老根理、大柿友哉、兼間慎 岸田研二、生津徹、高井大介、平岩久資、古屋敷悠、渡辺芳博 【日時】2010年6月25日(金)～7月4日(日)　全11ステージ 6月25日(金)19:30 6月26日(土)15:00/19:30 6月27日(日)15:00 6月28日(月)休演日 6月29日(火)19:30 6月30日(水)19:30 7月01日(木)19:30 7月02日(金)19:30 7月03日(土)15:00／19:30 7月04日(日)15:00 【料金】全席自由席・日時指定（備考：整理番号無し） 前売：一般2,800円／三鷹市芸術文化振興財団財団友の会会員2,500円 当日：一般3,000円／三鷹市芸術文化振興財団財団友の会会員2,700円 高校生以下：前売り、当日とも1,000円 ※未就学児の入場不可。 【会場】三鷹市芸術文化センター星のホール（地図：http://mitaka.jpn.org/access.php） 〒181-0012　三鷹市上連雀6-12-14　（TEL.0422-47-5122） JR三鷹駅南口4・5番バス乗り場から「八幡前・芸術文化センター」下車すぐ または6・7番バス乗り場から「八幡前」下車1分または徒歩で15分 【チケット取扱】 ○三鷹市芸術文化センター 0422-47-5122（10:00～19:00） インターネット予約　※要事前登録(無料) ◎PC http://mitaka-art.jp/ticket ◎Mobile http://mitaka-art.jp/ticket-m/ ○チケットぴあ 0570-02-9999［Pコード：403-660］ ○イープラス http://eplus.jp 【主催・お問合せ】（財）三鷹市芸術文化振興財団 0422-47-5122 【野木さんより本公演に寄せるメッセージ】 あの頃は未来に対する希望も恐怖もなかった。ただただ今に必死だった。 俺の親友なんか必死になりすぎて、本当に死んじまったんだぜ。 どうしようもない若さと自意識に喘ぎながら、大人へと流される男たち。 無様に不恰好に、成長という坂道を転がり落ちるさまを描きます。 独断と偏見と溺れる程の愛情と共に、 パラドックス定数の太宰治を総勢二十名でお届けします。 ご期待ください。 【パラドックス定数　劇団プロフィール】 主宰　野木萌葱により、1998年にユニットとして旗揚げし、主要メンバーの 固定化を受け、2007年6月に劇団化を敢行。戦後未解決事件や、歴史上の著名人を モチーフとした、濃厚且つキレのある男性芝居が特徴。 強靱な想像力をもって生み出されたその脚本は、フィクションとノンフィクションの 境を超越し、無駄を排した的確で鋭い台詞は、常に圧倒的な質量を誇る。 緻密に作り込まれた息苦しい程の舞台空間から押し寄せる緊張感は他に類を見ない。