発掘！ ダイヤペット マークII 80系 GX81　バブル　japanese Diecast Car Collection

★1989年発売・ヨネザワのダイヤペットミニカーより、 SV-012トヨタマークⅡハードトップ・グランデGです★ 発売年及びフロントグリル、バンパーデザインから、GX81前期型がモデル化されています。 フロントマスクは上下幅に若干厚みのある再現なので、 実車よりもクッキリとした感じとなり、実車の後期型に近い仕上がりです。 ホイールは「グランデ」専用の14インチホイールデザインにみえます。 車体色は全4カラーで、ホイールはメッキと銀ザラメの2種です。 ホワイトツートンに関しては、塗装環境等の影響で 明るめのホワイトやベージュ(アイボリー)等、仕上がりに差があります。 プロポーションがとても優れているNo.144工場製なので、 スタイリング・フォルムは100％実車を忠実に再現していると言っても過言ではありません。 しかし、SVシリーズなのに室内色が黒のままなのが残念です。 1989年のカタログにはGシリーズとして品番も付けられていましたが、 最終的にはSVシリーズのみから発売され、G品番では欠番となりました。 カラーバリエーション以外のモデルはなく、Pシリーズからパトカーやタクシー仕様は発売されませんでした。 No,144工場製は主にトヨタ車がモデル化され、ほかに初代マジェスタや1/30スケールの初代セルシオもあります。 セルシオはボンネットフード先端及びフロントフェンダーがスラント気味でラジエターグリルに上下幅の厚みがなく、 ヘッドライトとの段差が大きい(グリルのメッキが分厚い)ので顔つきが実車とは若干異なります。 フロントバンパーにはオプションのスポイラーを装着した状態で再現されています。 また、リアはトランクリッドやレンズ類のチリが合っておらず、ビックスケールながら惜しい仕上がりです。 フロントはスラント気味(あえてのデフォルメ？)でなければ、グッと実車に近い仕上がりだったと思います。 平成に入るとヘッドライトやボンネット、バンパーに後退角がつき ボディ真上から見る前後の絞込みが大きくなるなど、自動車デザインの傾向が変わったため 金型製作の上で微妙なカーブや膨らみの再現技術がまだ慣れていなかったと思われます。 セルシオのほか、初代マジェスタや90系マークⅡもボンネットとヘッドライト境目のチリに若干ズレが生じています。 しかしながら、総じてフォルムは抜群で、現在の超精密ミニカーと比較しても劣らないレベルです。 絶版ミニカーの世界は、本体が綺麗でも、パッケージ無しだと価値が半減してしまうと言っても過言ではありません。 特にトミカやダイヤペットのように「玩具」として本来の目的を全うしてしまうと、パッケージは破棄されてしまうのが殆どだと思います。 コレクターズアイテムとしてパッケージも綺麗にキープされているのは貴重です。 ミニカーのアップロードは久々で撮影が不慣れなため、アングルやピントがイマイチですがご容赦くださいm(_ _)m