Thursday, 11 September, 2025г.
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【ダイジェスト】高橋和夫氏:日本は『十字軍』の一員なのか

【ダイジェスト】高橋和夫氏:日本は『十字軍』の一員なのかУ вашего броузера проблема в совместимости с HTML5
http://www.videonews.com/marugeki-talk/720/ Vimeoで購入する▶https://vimeo.com/ondemand/marugeki720 マル激トーク・オン・ディマンド 第720回 日本は『十字軍』の一員なのか ゲスト:高橋和夫氏(放送大学教授)  イスラム国が人質となった2人の日本人の殺害を予告する映像を公開した。  1月20日にYouTube上に公開された映像では、ナイフを手にしたイスラム国の構成員と見られる黒覆面の男が、オレンジ色の装束を着せられた湯川遙菜さん、後藤健二さんの2人を跪かせた上で、日本政府と日本国民に対し、72時間以内に2億ドルが支払われなければ人質の命はないと警告している。また、その映像は2億ドルの根拠として、中東歴訪中だった安倍首相がその直前に発表した「イスラム国と闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度の支援の約束」したことをあげている。それによって日本は明確にイスラム国と敵対する立場を選んだとイスラム国は言う。  その映像が公開されて以降、日本のメディアは人質問題の報道一色となっている。人命がかかった緊迫した状況下で、日本政府の対中東外交政策を議論するような「そもそも論」には違和感を覚える方もいるかも知れない。しかし、今回の人質問題の意味を正しく理解し、政府のとるべき対応や選択肢を考えるためには、ビデオの冒頭でイスラム国側が指摘している「日本は自らの意思で十字軍に加わった」とする指摘の検証は不可欠だ。日本はイスラム国が十字軍と呼ぶものに本当に加わったのか。加わったとすれば、いつから、そうなったのか。その是非は十分に検討され、国民にも説明されたものだったのかなどを、今あえて問いたい。  言うまでもなく十字軍というのは、中世に西ヨーロッパのキリスト教諸国が、聖地エルサレムをイスラム教諸国から奪還することを目的に派遣した遠征軍のことで、イスラム側から見れば武力による侵略者であり残忍な略奪者でもあった。そして、今回の「十字軍」という表現はイスラム国が敵対する国々を「イスラムの敵」と位置づけ、勝手にそう呼んでいるに過ぎないかもしれない。おそらく、米英を中心とする諸国との対立を宗教的な対立と位置づけることで、イスラム教集団としての自らの正当性を強めようとの思惑もあるだろう。  とは言え、そもそも日本はキリスト教国ではないし、中東のイスラム諸国とはいたって良好な関係を維持してきた国だ。とかく外交においては「アメリカのポチ」と揶揄されながら、こと中東外交においてはイスラエル一辺倒のアメリカとは明らかに一線を画した独自の路線を守ってきた。そしてそれは中東からの原油輸入に大きく依存する日本が、1973年のオイルショック以来守ってきた、経済的合理性を念頭においた外交路線でもあった。  しかし、今回の中東訪問で安倍首相は単に「イスラム国」との対決姿勢を明確にしただけにとどまらず、イスラム諸国と激しい生存競争を繰り広げているイスラエルに寄り添う姿勢を明確に打ち出している。もしここにきて日本が、アメリカと足並みを揃えんがためにその中東外交を大きく転換させようとしているのだとすれば、その是非やプロ・コン(プラスとマイナス)は十分に検討されなければならないはずだ。  中東情勢や日本の対中東外交に詳しい高橋和夫放送大学教授は、今回の中東訪問における親イスラエル路線の表明はアメリカと足並みを揃えることと同時に、安倍政権がイスラエルに接近するメリットがあると判断していることを反映しているとの見方を示す。武器輸出やカジノ解禁など安倍政権が推進したい政策にはイスラエルや世界のその分野を牛耳るユダヤ資本との連携が不可欠なものが多いことを高橋氏は指摘する。…  日本は十字軍に参加したのか。その結果、手にするものと失うものは何なのか。日本が政策変更によって、今回の人質事件のようにイスラムのテロリストの標的となる確率を高めてまで得られるものとは何なのか。今も進行中の人質事件の直接の発端となったとされる今回の首相の中東訪問の意味と日本の対中東外交政策の変遷などを、高橋和夫氏とともに、ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が議論した。
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