参院でも官邸関与を追及　不正統計問題で集中審議(19/03/06)

国会では、参議院の予算委員会に安倍総理大臣が出席して不正統計問題の集中審議が行われています。野党側は引き続き官邸の関与を追及しています。　（政治部・原慎太郎記者報告）　野党側は当時の総理秘書官と厚生労働省とのやり取りについて再調査すべきだと主張しましたが、政府側は応じない方針です。　国民民主党・大塚代表代行：「統計部長が秘書官とお会いになったその2日後に突然、これまで検討会が出していた結論と180度、違う結論に変わっていく」　安倍総理大臣：「中江秘書官の疑問・問題意識は当然のことではないか。15年間、続けられたこの（調査手法の）不正問題とは関わりがない」　さらに、大塚氏は当時、選挙に勝って何をやっても許されると思っていたのではないかとただしました。これに対し、安倍総理は「統計を都合の良いように変えようなんて考えていない」としたうえで、「説明を聞いているだけなら秘書官の業務をこなしているとはいえない」と反論しました。「官邸の関与があった」という野党側の主張は決め手に欠けますが、参議院選挙を見据えてこの問題を追及することで攻勢に転じるきっかけを模索しています。 [テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp