Thursday, 11 September, 2025г.
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「白秋青春詩集」 北原白秋 作詞 多田武彦 作曲 三木宏成 指揮 紐育男声東京合唱団

「白秋青春詩集」 北原白秋 作詞 多田武彦 作曲 三木宏成 指揮 紐育男声東京合唱団У вашего броузера проблема в совместимости с HTML5
「白秋青春詩集」 北原白秋 作詞 多田武彦 作曲 三木宏成 指揮 紐育男声東京合唱団2013 第20回定期演奏会 2013年3月9日(土) トッパンホール 【白秋青春詩集 解説】 三木宏成 北原白秋の詩に多田武彦先生は多くの男声合唱組曲を作曲されています。 その組曲数は20に迫るといいます。 処女作の「柳河風俗詩」1954から始まる男声合唱組曲作曲の 長い旅路も60年ということに相成るわけです。 一人の詩人の詩にこれだけの音楽を作ることは簡単ではないでしょうし、 おそらく先生が最も「音楽的に書きたい」と思わせる詩群がそこにあるのでしょう。 今回演奏します「白秋青春詩集」はそんな20もの組曲の中から敢えて「組曲」の 枠を超えて、 多田先生ご自身が選ばれた自選集です。 そこにはただ良い曲を集めたという選曲ではなく、多田先生の拘りがあります。 故郷「柳河」を出て「東京」に上京し、文壇の寵児として認められる白秋。 しかし思わぬ落とし穴が待ち構えており、松下俊子との不倫による姦通罪での投獄。 文壇を追われるように三崎の地に逃げるように移り住む、 その前までの期間に限定された詩群に対する曲が選ばれています。 「水路」(柳河風俗詩第二)はお馴染み「柳河風俗詩」の終曲「梅雨の晴れ間」 の歌舞伎見物の帰り道、 その酔狂の心に、ふと飛び込んでくる蛍の(福岡県の飛来期間は6月中旬頃)幽 玄な光景に心奪われ、 古き日の恐ろしき思い出の一コマをかき消そうとする白秋の暗い深層の心の歌で もあります。 北原白秋は幼き頃、造り酒屋の倅として生をなすが、酒蔵から火事を起きてしまい、 水郷柳河を赤き炎がつつむのを心の傷として持ち続けています。 「赤い夕日」が白秋の詩には多くでてくるが、このことの象徴でもあると私は 思っています。 明日(こそ)天気になれと願う白秋にはこの傷の呪縛から逃れたくて書いてしま うとも思えます。 かもめかもめとおなじく童歌の様でありながら、 日が暮れることの恐ろしさ、空が真っ赤に染まる恐ろしさを歌っているのでしょ うか。 「かきつばた」こちらは「柳河風俗詩」の第3曲。 カキツバタは湿地に群生し、5月から6月にかけて紫色の花を咲かせます。 古典園芸植物の一つでもあり、『伊勢物語』で在原業平がカキツバタの歌を詠っ たことでも有名です。 昼はおなごの手に香り、夜は萎れて三味線の細い吐息に泣き明かす。 生きることのはかなさを表現した詩である。 このことが松下俊子への思いの引き金にも通じます。 「冬の夜の物語」東京景物詩。 白秋と松下俊子との張りつめた一夜の物語が描かれます。 二人だけの密室の世界に、外は雪。 二人だけの世界に立ち込める、水仙の香り(花言葉:「うぬぼれ」「自己愛」 「エゴイズム」)が白秋の心を表します。 二人の姿はサモワールからの水蒸気にかき消され、コーヒーの香りが立ち上ると 一気に二人の心は高まりあいます。 漏電の様に火花が散る二人の今までの思いを、夜の月光が優しく包むのです。 白秋は父親の犯した間違いを自身も繰り返してしまいます。 「夜ふる雪」東京景物詩。雪は松下俊子の象徴。 白秋は東京で見る歌舞伎の世界の雪と、実際の東京の雪がオーバーラップして、 二重構造のように深層で感じ入っている。 東京の雪は軽やかだが、すぐに消えてしまう儚さ。 そんな思いを松下俊子に重ねているのでしょうか。 弱い涙を流すのは松下俊子か、白秋の松下俊子への思いなのか。 消えてしまう儚き音楽は紫薄く降りしきる。
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