20110418参議院予算委員会　岩城光英（福島県選出・元いわき市長）

20110418参議院予算委員会　脇雅史議員の質疑についての関連質疑 質疑者：岩城光英（福島県選出・元いわき市長） 菅内閣 、海江田経産相の原発対応を質す。 現地対策本部からの現地自治体への対応の遅さ、連絡・情報伝達の遅延により避難住民および周辺住民が多大な不安と不自由な生活を余儀なくされている。 官邸は放射線漏出量から導き出される数値をチェルノブイリと同じレベルという事実を3/23までには認識していた。にも拘らず実際に公表されたのは4/12だった。 この情報については福山官房副長官が「遅かったことは本当に反省しなければならない」と4/13夜フジテレビのニュース番組の中で話したが、同じくこの問題についての菅総理の4/12記者会見での「何かが遅れたとか軽く見たと言う事は全く無い」と言った事とは食い違っている。 地元児童は放射能の影響などを懸念して屋外での授業や活動を控えている。 放射線量の規準については、原子力安全委員会による「子供は成人の半分の10mSv以下に抑えるべき」と言っているのに対して高木文部相は「20mSv」と答弁している。担当責任者の発言が食い違っていることにより、地元教育関係者の間ではどの情報を信じて良いか混乱している。一刻も早い判断基準の提示が求められている。 避難区域の設定について、 放射能避難指示区域、屋内退避区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域など種類の多さと名称の解り難さから対象住民は困惑している。 3/25には新たに"自主避難区域"が発表されたが「自分で判断しろ」と言うのは無責任ではないのか。 着の身着のままで避難した人達がいつになれば一時帰宅できるのか。 さまざまな行き過ぎた風評被害の問題や補償問題など。