「静電気」の発生を軽減させる洋服選び

寒さが増してきて、ニットやマフラーなどを着用する機会が増えてきましたね。この季節に厄介なのが、バチバチと音を立てて発生する「静電気」です。実はこれ、洋服選びをちょっと工夫するだけで軽減できます！ 静電気が今の時期から発生しやすい原因として、重ね着による 摩擦 が考えられます。そもそも全ての物質は、＋と－の電子を持っています。通常時は＋と－の数が等しく、お互いを打ち消し合っているため、物質に電気はたまっていません。しかし、重ね着をして摩擦が起こると、一方の服に－（マイナス）が多く、もう一方の服には＋が多いというように、バランスが崩れて服に帯電します。脱ぐ時に再びこすれて、静電気が発生しやすくなるのです。 静電気を少しでも軽減するには、素材にも注意して洋服を選ぶことがポイントです。 普段私たちが着ている洋服の素材には、図のように＋の電気を帯びやすいものと、－の電気を帯びやすいものがあります。アクリルとウールのような真逆に位置している組み合わせほど静電気は発生しやすくなります。・正面冬のコーディネートに欠かせないアイテムの一つといえば、タイツもあります。 ナイロンでできたタイツにポリエステルのスカートという組み合わせは、帯電列の図からもわかるように、静電気が発生しやすくなります。タイツを着用する時は、スカートの素材を綿などにするのがおすすめです。また、今の時期は風を通しにくいウィンドブレーカーを着る方も多いと思います。この時も、同じ要領でインナーをウールやレーヨンにすると、静電気の発生を抑えられます。 ちょっとした工夫で改善できそうですね。みなさんがお持ちの服の素材もぜひチェックしてみてください。イヤ〜な静電気とおさらばしましょう！ 最新気象情報 https://youtu.be/DDokXVAcWGU